2011年4.月27日
<プロッキーの股関節形成不全⑧>
2005年9月22日、プロッキーが股関節形成不全だと診断されてから5半年が過ぎました。
昨年の4月の検診から1年後の様子です。
①体重管理
体重は13.30キロでした。
年末に11キロ台になってしまったので、少し増やそうかと思っていたら
計画停電のゴタゴタがあり、手作りではなくフードをメインにしていたため
かなり太ってしまい、10日前には14キロ台でした(涙)。
でもまた手作り食に戻したので、着実に減ってきてます。
12キロ台くらいが一番いい感じなので、もう少し痩せさせなくちゃ。
②サプリメント
サプリ(グルコサミン)はまた変更してみました。
どうやら動物性のグルコサミンだと体を痒がるようなので、
植物性のものに変えてみました。
これだといい調子です。
ただ緑イ貝のサプリをあげるとまた痒がるようで、
う~ん、困ってます。
でも痒みくらいならなんとか我慢できるかな。
・グルコサミン
・緑イ貝
・フラックスシードオイル (関節、被毛にいい)
・アミノ酸のサプリ (筋肉量を落とさないため)
③運動
週1回のアジリティの練習、毎日朝のボール投げは変わらず続けてます。
朝、友達ワンがくれば一緒に走り回ることもあります
夕方は家の周りの散歩のみ。
夏はずっと週1回川に泳ぎに行ってました。
④ケア
昨年の5月から犬護舎さんでケアを受けています。
施術してもらうのは2カ月に1回くらいですが、
できるだけ毎日家で、自分でケアするようにしています。
後ろの足がだいぶ伸びるようになってきた気がします。
④再診
今回も同じように触診とレントゲンを撮りました。
昨年撮ったレントゲン写真と比べると
それほど大きな変化はないですが、
2年前のものと比べると、明らかに骨の変形が進んでいます。
この病気は進行していく病気なので、
毎年ある程度の進行は覚悟しています。
それでも触診してくれた先生が
「レントゲンでみると、これだけ状態がひどいのに、
筋肉も去年よりしっかりついているし、
足もよく後ろに伸びますね。たいしたもんです!」と
ほめてくれました!
この一年、ボディケアを続けてきた成果がでたんだ!と
うれしくなりました。
アジリティも続けている話もしたら、
このまま続けても大丈夫です、と言ってもらえました。
ここまでは、よかったのです・・・。
昨年末に前足を痛めたことがあったのと、
後ろ足が悪い関係で、前輪駆動になって前足をけがしやすいと
犬護舎さんで聞いたこともあり、
そんな心配を先生に聞いてみると、
「じゃあ、念のために、前足もレントゲン撮ってみましょうか」ということで
ついでにお願いしたのでした。
もう一度レントゲンを撮って、診察室に呼ばれていくと、
先生が一言
「肘が悪いですね」
ガーン!
やっぱり悪かったか・・・。
それも股関節と同じように、どうやら形成不全らしいです。
肘関節は上腕の1本の骨と前腕の2本の骨の3本が組み合わさってますが、
それが成長過程で、同じように成長しないために隙間ができ、
関節内でゴツゴツとぶつかってしまうため、そのまわりが変形します。
私が見てもあきらかに関節の周りに突起ができ、変形がおこってるのが
見てとれました。
ただ股関節形成不全の場合は、痛みがなければ運動して筋肉をつけるのが
一番の治療法で、万が一痛くて歩けなくなった時は、外科治療ができるのに対して、
肘に関しては、悪くなったときにも外科治療ができない、とのことでした。
また股関節のように筋肉で守られている部分でもないため、
筋肉をつければ解決するものでもないということでした。
痛くて歩けなくなったとしても、痛みどめの薬を飲ませるくらいしか
対処法がないそうです。
なので、痛みがでないように今から無理をさせないことが必要だということなのです。
つまり、激しい運動をさせない、だそうです。
今現在、痛みがなくても、運動を続ければ、将来必ず悪化するとのことです。
ということで、
「さきほどは運動を続けていいと言いましたが、残念ですが、
こうなると運動はしないほうがいいでしょう。」と言われてしまいました。
アジリティのようにハードルをジャンプして着地すれば、肘に大きな衝撃が加わるし、
Aフレームのような登りものも、降りてくるときにやはり肘に負担がかかるそうです。
それから水泳もだめだそうです。
股関節のためには、水泳はとてもいい運動になるけれど、
犬かきして肘を動かすのはよくないそうです。
ただ全く運動をやめてしまえば、いままで運動することで保っていた
後ろ脚の筋肉が落ちてしまいます。
そうなると股関節の状態が悪化してしまいます。
そのへんをどう折り合いをつけるかが難しい問題です。
前足のためには、運動してはいけないし、
後ろ足のためには、できるだけ運動させなくてはいけないし・・・。
どうせなら、両方とも運動してはいけない状態で、運動はきっぱりやめるほうが
どんなに簡単かと思います。
今までこんなに元気に走っていたのだから、
これからも大丈夫なんじゃないだろうか・・・と思ってもみたけど、
今までいろんな症例を見てきた先生だし、
股関節のときには、恐れずにどんどん運動させてください、と言ってた先生が
運動は控えるように、というのだから、やっぱりだめなんでしょう・・・。
今まで通りの生活をさせてあげられないのはつらいです。
プロッキーの大好きなことが全部できなくなってしまうね・・・。
でも今わかってよかったのかも。(先生にもそう言われました)
今ならまだそれほど痛みは出ていないようだということです。
びっこを引くようになってからでは遅いそうです。
アジリティの競技会はもちろん引退します。
それについては、いつかこの日がくるだろうと覚悟はしてたので
未練はないのだけど、
バーは跳べなくても、Aフレームが昇れなくても
なんらかの形で、アジリティにかかわらせてあげたいと思っています。
先生も競技レベルでは無理だけど、まあ遊び程度なら、と言ってくれたので
それだけがほんの少しの救いです。
泣いてなんかいられない!
これからプロッキーと私の新たな戦いが始まります!
絶対にプロッキーを寝たきりなんかにさせないように頑張るからね!
<プロッキーの股関節形成不全>トップへ